ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー（1839-1901）：
１～９．クリスマス・カンタータ「ベツレヘムの星」 Op.164
10～18．降臨節のモテット集 Op.176
ディレク・ゲチェル（ソプラノ）、ミヒャエル・ユンゲ（バリトン）、ドレスデン大学合唱団
シュテファン・フラース／グライツ=ライヒェンバッハ・フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団
録音：1998年12月20-21日、1999年2月7日、ドレスデン、ルカ教会
ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】
ヨーロッパの小国リヒテンシュタインの作曲家ラインベルガー(1839-1901)は、近年特に再評価の目覚ましい人物です。彼の音楽はとてもわかりやすく、美しいメロディーにあふれており、とりわけオルガンを使用した作品が多く残したことでも知られています。ロマン派作曲家の中では知名度がいまひとつの感もありますが、オルガン作品などは熱烈な愛好者がおり、清純で敬虔なラインベルガーの音楽はとても魅力的。「ベツレヘムの星」は彼の代表作ともいわれる合唱曲にもかかわらず演奏や録音の機会は少なく、珍しい「降臨節のモテット集」も含めて、このアルバムはなかなか貴重な録音です。終始穏やかで爽やかに流れる音楽ですが、安らぎと幸福感で満たされたラインベルガーの音楽を好まれる方も多いと思います。
