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シマノフスキ/ピアノ作品集(メトープ、12の練習曲、ソナタ第3番、ポーランド舞曲集)

カロル・シマノフスキ(1882-1937):
1-3. メトープ Op.29
4-15. 12の練習曲 Op.33
16-19. ピアノ・ソナタ第3番 Op.36
20-23. ポーランド舞曲集
(1926)

ヨアンナ・ドマンスカ(ピアノ)

録音:2007年11、12月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1

シマノフスキ/ピアノ作品集(メトープ、12の練習曲、ソナタ第3番、ポーランド舞曲集)

価格:

2,138円 (税込)

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DUX【ポーランド輸入盤】

ヨアンナ・ドマンスカは、ポーランドの女性ピアニスト。クラクフ音楽院でジャン・ホフマンにピアノを師事し、カトヴィツェ音楽院ではアンジェイ・ヤシンスキのクラスを首席で卒業しました。その後、フランスのリヴィア・レフの下で研鑽を積み、1981年のロン・ティポー国際コンクール、1982年のカーサグランデ国際ピアノ・コンクールとポーランド・ピアノ・フェスティバルなど数多くの国際コンクールで入賞を果たしています。レパートリーは幅広いが、特にシマノフスキの解釈には定評があり、これが3枚目のシマノフスキのアルバムとなっています。ポーランドのDUXから既出のシマノフスキのバレエ「ハルナシェ」のアルバムは、ピアノ版としては世界初演であり、ポーランドの名ピアニスト、アンジェイ・タタルスキとの共演でも話題となりました。現在ドマンスカは、カトヴィツェ音楽院にて教鞭を執るほか、ポーランド国内外のコンクール審査やマスター・クラス、講義などで幅広く活躍しています。さらに2002年よりシマノフスキ音楽協会の副会長を務めています。
このアルバムは、シマノフスキの中期の代表作を集めたもので、フランス印象派のドビュッシーの影響を強く受けた神秘的な作風が特徴的です。そのころシマノフスキは、イタリアやアフリカの地中海沿岸やパリを旅し、古代ギリシアやオリエント文化に傾倒しており、この時期の音楽にはどこかエスニックな香りが漂っています。ギリシャ神話を題材にした「メトープ」は、「セイレーンの島」、「カリュプソー」、「ナウシカー」という3つの詩的な標題音楽。「12の練習曲」は、そのタイトルから察せられる通り、ショパンやドビュッシーの影響を受けつつも、シマノフスキの豊富な音楽語法と多彩なピアニズムの粋を表現した力作です。「ソナタ第3番」は、ピアノ曲中で最も前衛的・難解といわれ、印象主義語法はより頽廃的になり、ソナタ、変奏、フーガが盛り込まれたピアノ奏法の極限を試すかのような難易度の高い作品です。ドマンスカの演奏はさすがに素晴らしく、「12の練習曲」や「ピアノ・ソナタ」では、シマノフスキのエッセンスを詰め込んだ多彩な音楽をダイナミックかつ繊細に表現しています。なお、このアルバムは、世界的に評価の高いスーパーソニック賞を受賞しています。

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