1-3. エルネスト・ショーソン(1855-1899)/交響曲 変ロ長調 Op.20
4-6. ジャック・イベール(1890-1962)/寄港地
7-12. イベール/ディヴェルティスマン
エドゥアルド・マータ(指揮)/ダラス交響楽団 録音:1993年
SONO LUMINUS【アメリカ輸入盤】
エドゥアルド・マータは、メキシコを代表する指揮者として、同年生まれのエンリケ・バティスとともに1980年代から90年代にかけて世界的に活躍していました。綿密に仕上げられながらも活気に満ちた演奏によって、オーケストラ好きのあいだで人気を博していましたが、航空機事故で53歳の若さで亡くなってしまいました。
このショーソンとイベールのアルバムは、1993年マータの任期最終年に高音質で知られるドリアン・レーベルに録音したものです。メキシコの指揮者のフランス音楽はどうなのかと思われますが、ラテン気質が音楽によく合っており、色彩もリズムも生き生きとしています。ショーソンの交響曲は知る人ぞ知る名曲で、その代表的な録音の1つであることは間違いありません。さらに素晴らしいのは、イベールの「寄港地」と「ディヴェルティメント」。バランスの良さや色彩の豊かさが抜群で、過去の名演奏と比較しても遜色が無いどころか、ベストといえる出来栄えです。