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シュターミッツ/2つのヴィオラのための6つの二重奏曲集

カール・シュターミッツ(1745-1801):2つのヴィオラのための6つの二重奏曲
  第1番 ハ長調/第2番 変ホ長調/第3番 変ロ長調
  第4番 ヘ長調/第5番 ニ長調/第6番 ト長調


ラディスラフ・キセラーク、パヴェル・ツィプリス(ヴィオラ)

録音:2010年11月、2011年4月、スタジオ・マルチーネク、プラハ、チェコ

シュターミッツ/2つのヴィオラのための6つの二重奏曲集

価格:

2,138円 (税込)

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チェコ放送ラジオサービス【チェコ輸入盤】

カール・シュターミッツ[カレル・スタミツ](1745-1801)は、チェコ系のドイツ人作曲家。父のヨハン・シュターミッツは、マンハイムのプファルツ選帝侯カール4世の宮廷楽長を務め、当時の最高の演奏家と作曲家を各地から招聘しました。そのため、ヨーロッパ最高水準の音楽家が集まり、古典派音楽の発達に大きく寄与したため、のちにマンハイム楽派と呼ばれました。息子カール・シュターミッツの時代になってマンハイム楽派は最盛期を迎え、「協奏交響曲」というスタイルを確立し、3楽章から4楽章形式へ、またソナタ形式や強弱法などのちの「交響曲」に多大な影響を与えました。カール・シュターミッツ自身は、ヴァイオリン奏者としてパリで大成功を収め、生涯ヨーロッパ各地を演奏旅行で転々としました。作曲家としても交響曲と協奏曲をそれぞれ50曲以上作曲しており、室内楽曲もおびただしい数が残されています。その全容を知ることは困難なほどですが、様々な楽器のための協奏曲やその場に合わせたユニークな形態のアンサンブル曲が目白押しで、興味深い作品も多いようです。
シュターミッツは様々な組み合わせの二重奏曲を書いていますが、特に「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集」は、パリ、アムステルダム、ロンドンで出版されるなど当時から人気が高く、現在も貴重なレパートリーとしてしばしば演奏されています。しかし、当アルバムの「2つのヴィオラのための6つの二重奏曲集」はたいへん珍しいもので、これまで録音はほとんど無かったはず。古典派らしいシンプルなつくりですが、どこかハイドンのような優雅さを感じさせる奥深い音楽で、ヴィオラ・ファンには貴重なアルバムといえるでしょう。
演奏しているラディスラフ・キセラークは、1956年チェコのブルノに生まれ、ブルノ音楽院やプラハ音楽アカデミーで学んだヴィオラ奏者。スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者(1986-1989)とヤナーチェク弦楽四重奏団員(1989-2008)を歴任し、現在はブルノのヤナーチェク音楽院で教えています。一方、パヴェル・ツィプリス(1973年生まれ)は、ブルノ音楽院で学んだ後、ヤナーチェク音楽院でラディスラフ・キセラークにヴィオラを師事しました。1997年から2005年までプラハ放送交響楽団の首席を務め、2006年よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の副首席ヴィオラ奏者。アポロン弦楽四重奏団のメンバーでもあります。

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