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プロコフィエフ/スキタイ組曲、バレエ「ロメオとジュリエット」第1,2組曲

セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
1~4.スキタイ組曲 Op.20(*)
5~16.バレエ「ロミオとジュリエット」第1,2組曲 Op.64より(12曲)(+)


ヴラディミール・ヴァーレク(指揮)/プラハ放送交響楽団

録音:2006年3月3日(*)、9月11日(+)、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、ライヴ

プロコフィエフ/スキタイ組曲、バレエ「ロメオとジュリエット」第1,2組曲

価格:

1,884円 (税込)

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チェコ放送ラジオサービス【チェコ輸入盤】

指揮のヴァーレクはチェコを代表する指揮者として、プラハ放送交響楽団の指揮を20年以上つとめあげています。チェコ・フィルもしばしば振っているほか、2004年より大阪シンフォニカー交響楽団やスロバキア・フィルの首席指揮者に迎えられており、名実共にチェコを代表する巨匠です。あらためて彼のディスクについて調べると、そのレパートリーの広さには驚かされます。お国ものは同然ながら、古典派から現代音楽まで様々です。また演奏に関しても誠実の一言。強烈な個性を発揮するタイプではなく、ノイマンのような作品そのままの味を楽しむような実直さが特徴でしょう。
このプロコフィエフのアルバムでも、その特性が非常によく現れており、サラリとした淡泊で透明感のあるサウンドと力みのないスマートな表現はヴァーレクの個性そのものです。スキタイ組曲「アラとロリー」は、ストラヴィンスキーの「春の祭典」にちかい土俗的なエネルギー溢れる音楽ですが、ヴァーレクの手にかかるとずいぶん都会的にスッキリとした音楽へと変貌させられます。この曲に暴力的なパワーをお求めの方にはかなり物足りないこと請け合いですが、その分透き通るようなバランスの良いサウンドのおかげで、各楽器の細かい動きがハッキリ聞き取れます。プロコフィエフの仕掛けた巧みなオーケストレーションや繊細で神秘的な響きを味わうことができる新鮮なアプローチです。また、「ロメオとジュリエット」は、通常の第1組曲,第2組曲をそのまま演奏するのではなく、2つの組曲を組み合わせ曲順を入れ換えて演奏するというこだわりぶり。第2組曲の1,2曲がカットされておりますが、これも全体の構成や流れを考慮した結果と思われます。演奏もしっとり落ち着いており、軽やかで綺麗なサウンド作り、節度と上品さを保った優美な表現など、たいへん叙情的でロマンチックな演奏に仕上げています。

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