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チャイコフスキー/四季、子供のアルバム(全曲)

ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893):
1-24. 子供のアルバム(24の易しい小品)Op.39
25-36. 四季 Op.37bis


オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)

録音:2007年11月、ロシア、クリトゥラ・TV&ラジオ放送第1スタジオ

チャイコフスキー/四季、子供のアルバム(全曲)

価格:

1,629円 (税込)

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Classical Records【ロシア輸入盤】

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チャイコフスキーのピアノ・ソロ作品の中では比較的有名な「四季」は、12ヶ月に対応した12の小品から成っています。「四季」は季節の移ろいだけでなく、民衆の生活を描写しており、ロシアの自然と人々のしみじみした様子が連想される詩情豊かな音楽です。易しい技術と親しみやすい曲調のため、ピアノ学習者には人気のコンサートピースであり、またピアノ以外の様々な楽器(アンサンブルやオーケストラ版)でも演奏されています。中でも6月「舟歌」は、チャイコフスキーのピアノ作品の中では最も有名なものの1つで、揺れる小舟から見上げた夏の星空への陶酔がロマンティックに歌われる名曲。10月「秋の歌」も愁いのこもったロシアらしいメロディーが切なく、過ぎゆく季節をいとおしむような美しい音楽です。
一方の「子供のアルバム」は、意外なほど全曲録音が少ない作品です。当時のチャイコフスキーは教鞭をとっていたモスクワ音楽院の生徒だったアントニーナ・ミリューコヴァとスピード結婚をしましたが、この結婚生活は全くうまくゆかず、わずか数ヶ月でチャイコフスキーは妻から逃げ出してしまいました。精神的なダメージを受けたチャイコフスキーは、資産家のフォン・メック夫あってとても雄弁。「四季」も「子供のためのアルバム」も元来派手な演出はない音楽なので、凡庸なピアニストの演奏だと平板で退屈に感じることもしばしばですが、ヤブロンスカヤはさすがベテランだけあって、1曲1曲が実に生き生きしています。「子供のアルバム」は、お祖母ちゃんが孫に語り聴かせるようなしっとりとした情感があり、うっとり聞き入ってしまいます。「四季」ではダイナミックな表現も駆使して最後まで強い集中力で聴かせます。滋味あふれる名演として強くオススメです。

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