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スヴィリドフ/ピアノ三重奏曲、ショスタコーヴィチ/ピアノ三重奏曲第2番

1-4. ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998)/ピアノ三重奏曲 イ短調
5-8. ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975)/ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67


ダール・トリオ【ドミトリー・クリモフ(ピアノ)、アレクサンドル・カラシコフ(ヴァイオリン)、ルスタム・コマチコフ(チェロ)】   録音:2005年

スヴィリドフ/ピアノ三重奏曲、ショスタコーヴィチ/ピアノ三重奏曲第2番

価格:

1,629円 (税込)

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Classical Records【ロシア輸入盤】

ロシアの作曲家スヴィリドフ(1915-98)は最近少しずつCDが出てくるようになり、急速に人気を獲得しつつある注目の作曲家です。スヴィリドフは旧ソ連体制では「社会主義リアリズム」の象徴する音楽作りに励み、当局お気に入りの作曲家となり、ソ連音楽界の重鎮として威を張っていたとのこと。そのためかこれまで国外で演奏されたこともほとんどなかったそうです。しかし、敏感なクラシック・ファンやロシア音楽ファンからはすでに絶大な支持を得ており、以前から聴いてみたいと思っていた方も多いのではないでしょうか。そのスヴィリドフの「ピアノ三重奏曲」と作曲の師であるショスタコーヴィチの「ピアノ三重奏第2番」を組み合わせた野心的なアルバム。ショスタコーヴィチの方は名作として名高い傑作ですが、スヴィリドフも決して負けていないどころか、非常によく似た作風の充実した作品であることに驚かされます。ほの暗いメロディーと響きばかりでなく、構成まで似通っていて、何らかの意図があってショスタコーヴィチ風に仕上げた作品なのかも知れません。
演奏しているDARトリオはメンバーのファーストネームの頭文字を合わせて名称としたロシアのピアノ三重奏団で、2000年にデビューしました。レパートリーや編成において非常にオープンであり、クラシカルな作品からピアソラ、ガーシュウィン、ジョプリンなどポピュラーな音楽まで幅広く取り上げ、しかも曲によってデュオやソロで演奏するなど、ピアノ・トリオとしては柔軟でユニークなスタイルを採っています。ピアノのドミトリー・クリモフは、モスクワ音楽院でパヴェル・メスナーに師事し、スクリャービンやメトネルを得意としています。ウェスペルウェイやケラスなど一流チェリストとの共演者としても知られています。ヴァイオリンのアレクサンドル・カラシコフは、モスクワ音楽院を卒業後、ボリショイ劇場管弦楽団で演奏し続けており、現在はコンサートマスターを務めています。さらにモスクワ交響楽団や国立キネマトグラフィー管弦楽団などのリーダーまで兼務する実力者です。チェロのルスタム・コマチコフは、モスクワ音楽院でヴァランティン・フェイギンに師事し、国内外のコンクールで輝かしい成績を収めまた名手。これら3人の優れたアーティストの集まりだけに、各自がソリストとして演奏しても超一流です。
このアルバムでは、荒々しいまでの激しい表現を用いたパッションのほとばしる演奏ぶりを披露しており、コントラストやアクの強さをストレートに表出しています。特にフォルテの部分では、各奏者がギシギシした生の音色で互いにせめぎ合う、苛烈でスリリングな演奏です。

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