1-3. ヴィヴァルディ(1678-1741)／ピッコロ（フラウティーノ）協奏曲 ト長調 RV.443（原曲：ハ長調）
4-10. テレマン(1681-1767)／組曲 イ短調 TWV.55:a2
11-13. ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750)／リコーダー協奏曲 ヘ長調
14-16. ヴィヴァルディ／フルート（リコーダー）協奏曲 ハ短調 RV.441
17-19. ヴィヴァルディ／ピッコロ（フラウティーノ）協奏曲 ハ長調RV.444
パメラ・トービー（リコーダー）
モニカ・ハジェット（ヴァイオリン）、エミリア・ベンジャミン（ヴァイオリン）
キャサリン・マギリヴレイ（ヴィオラ）、アリソン・マギリヴレイ（チェロ）
サラ・グローサー（ヴィオローネ）、マシュー・ホールズ（チェンバロ、オルガン）
録音：2001年8月11-13日、ヨーク、国立古楽センター
LINN【イギリス輸入盤】
パラディアン・アンサンブルの中核であり、ソリストとしても世に名高いスコットランドが生んだ世界的リコーダー奏者パメラ・トービー。ピノックやピケットのオーケストラと共演を重ね、ヨーロッパで着実にキャリアを詰んできたトービーが参加したアルバムは、いずれも世界的に高い評価を受けています。ソロとしてのデビュー・アルバムとなった当盤も英グラモフォン誌においていきなりエディターズ・チョイスに選出されて話題ったものです。ヴィヴァルディやテレマン、サンマルティーニのリコーダー協奏曲は、バロック・リコーダーの分野では定番ともいえる名作ばかりで、競合盤も少なくありません。しかし、トービーの冴え渡った音色と安定した音程、鮮やかな技巧と即興性に富んだ表現など、どれをとっても目覚ましく、18世紀のリコーダー音楽を聴く楽しみを実感させてくれます。しかも名手モニカ・ハジェットをはじめ各パート１名ずつのコンパクトな弦楽伴奏との精緻を極めたアンサンブルも見事で、生き生きしたリズムや流麗な歌い口も抜群です。
LINNレーベルの優秀録音も特筆に値します。SACDハイブリッド仕様なので、通常のプレイヤーでもお楽しみいただけます。
