1-3. フランチェスコ・ピッコーネ(1685-1745)/マンドリンと低音のためのソナタ(ML)
4-6. ガエターノ・モンツァ(1735-1801)/マンドリンのためのソナタ(ML)
7-9. ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700/1701-1820)/マンドリンのためのソナタ(ML)
10. バルトロメオ・ボルトラッツィ(1771/1773-1820/1840)/「もはや私の心には感じない(うつろの心)」による変奏曲 Op.8(MB)
11-13. カルロ・チェチェーレ(1706-1761)/マンドリンと低音のためのソナタ(ト長調)(MN)
14-17. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/ソナタ第53番 K.88(MN)
18-20. ドメニコ・スカルラッティ/ソナタ第54番 K.89(MN)
アンサンブル・バスケニス
マルコ・カプッチ(マンドリーノ・ロンバルド(ML)、マンドリーノ・ブレシアーノ(MB)、
マンドリーノ・ナポレターノ(MN))
アレッサンドロ・ミレージ(チェロ)
ジョルジョ・フェッラーリス(テオルボ)
録音:2009年12月19-23日、ジャングル・サウンド、ミラノ、イタリア
発売:2011年
DUCALE【イタリア輸入盤】
「アンサンブル・バスケニス」は、17世紀から18世紀にかけての音楽を専門に演奏するイタリアの古楽アンサンブル。イタリアの有名な女性マンドリン奏者ドリーナ・フラーティやバロック・マンドリンのスペシャリストとして知られるマルコ・カプッチが中心となっていますが、この第3巻は2つのマンドリンのための作品がないため、カプッチが全てソロを担当しています。昨今のイタリアのピリオド系アンサンブルにありがちな刺激的な演奏とは異なり、ピリオド楽器の典雅な音色を尊重した落ち着きのある優美な演奏です。バロック期のイタリアの雰囲気を思わせるアンティーク調の穏やかでのんびりした音楽は、ゆったりとした心地にさせてくれます。また、ななかなか聴く機会の少ない珍しい作曲家たちの作品も多く、マンドリン・ファンには注目のアルバムでしょう。