1 - Hymn: Jesu nostra refectio [2:21]
2 - Antiphon: Sapientia aedificavit [1:07]
3 - Responsory: Quicumque manducaverit [2:34]
4 - Responsory: Dominus Jesus in qua nocte [2:23]
5 - Antiphon with a Trope: Melchisedec rex Salem [3:49]
6 - Antiphon: Angelorum esca [1:39]
7 - G. DU FAY: Sanctus / Ave verum Corpus [7:04]
8 - Reading from the Sermons of St. Thomas Aquinas I. [1:37]
9 - Responsory: Verbum vitae carni conjungitur [2:23]
10 - Sermon II. [1:19]
11 - Responsory: Panis oblatus caelitus [2:11]
12 - Sermon III. [0:57]
13 - Te Deum [5:05]
14 - G. DU FAY: Pange lingua gloriosi [3:25]
15 - Introit: Cibavit eos [2:38]
16 - Epistle: Ego enim accepi [1:17]
17 - Gradual: Oculi omnium [2:11]
18 - Alleluia: Caro mea [4:31]
19 - G. DU FAY: Lauda Sion (sequence) [9:22]
20 - Offertory: Sacerdotes incensum [1:18]
21 - Communion: Quotiescumque manducabitis [1:18]
ヤンカ・センドレイ＆ラースロー・ドブサイ（指揮）／スコラ・フンガリカ 録音：2007年6月
ＢＭＣ（ブダペスト・ミュージック・センター）【ドイツ輸入盤】
全21トラック中３曲がギヨーム・デュファイ（1400頃-1474）の作品で、「サンクトゥス／アヴェ・ヴェルム・コルプス」、「パンジェ・リングァ・グローリオシ」、「ラウダ・シオン」が収められています。デュファイはルネサンス期のブルゴーニュ楽派の音楽家で、音楽の形式および精神の点で、中世西洋音楽からルネサンス音楽への転換を行なった音楽史上の巨匠です。風のように去来する古拙なグレゴリオ聖歌の間に時々差し挟まれるデュファイの典雅なポリフォニーとの対比がなんとも言えず清浄で美しいものです。簡潔なスタイルゆえの清々しい音楽はたいへん魅力的。教会の空間をリアルに再現してくれる優秀録音も手伝って、聴き手を一瞬にして中世にタイムスリップさせてくれるます。男女混声（児童も加わっている）による合唱のえも言われぬ美しさは、古楽ファンのみならずヒーリングとしてもお薦めできる内容となっています。
演奏している「スコラ・フンガリカ」は、1969年創設のハンガリーの混声合唱団。グレゴリオ聖歌をレパートリーの中心に置きつつも、自国の音楽遺産を次々に発掘して演奏することに力を注いできた啓蒙的な団体であり、すでに50枚以上のアルバムを世に送り出しています。薄型デジパック・ケースです。
