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ペーテル・エトヴェシュ/会話の断片、ジェット気流、パリ=ダカール

ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
1.「会話の断片」~2つの朝顔を持つトランペット独奏、語り手と合奏のための
(2001)
マルコ・ブラーウ(トランペット)、ペーテル・エトヴェシュ(指揮)/ムジークファブリック   録音:2002年9月15日
2.「ジェット気流」~トランペット独奏と管弦楽のための(2002)
マルクス・シュトックハウゼン(トランペット)、ペーテル・エトヴェシュ(指揮)/BBC交響楽団   録音:2003年3月30日
3.「パリ=ダカール」~トロンボーン独奏とビッグ・バンドのための(2000)
ラースロー・ゲッツ(トロンボーン)、ゲルゲイ・バイダ(指揮)/ブダペスト・ジャズ管弦楽団   録音:2003年11月5日
4.5.歌劇「バルコニー」の主題によるジャズ即興演奏
ベーラ・サクチ(ピアノ)、ガーボル・ガドー(ギター)   録音:2003年11月20日

ペーテル・エトヴェシュ/会話の断片、ジェット気流、パリ=ダカール

価格:

2,138円 (税込)

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BMC(ブダペスト・ミュージック・センター)【ドイツ輸入盤】

ペーテル・エトヴェシュ(1944-)は、ハンガリー出身の作曲家で指揮者。ブーレーズの創設したアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督も務め、今や現代音楽の世界では、欠く事のできない存在にのし上がりました。やはりブーレーズと同じく指揮者としてもかなり優秀のようで、新日本フィルやNHK交響楽団にも客演して好評を博しました。彼の指揮する古典作品も高い評価を受けており、小さな編成を活かした緊密なアンサンブルと濃厚な表情で、これまでにない斬新な演奏を繰り広げています。また、エトヴェシュはコダーイの推薦でわずか14歳にしてブダペスト音楽院に入学し、リゲティやクルタークとも親しく交わり、またバルトークの影響も強く受けているともいわれ、まさにハンガリー音楽の伝統を現代に引き継いだ作曲家でもあります。
このアルバムはエトヴェシュのジャズ・アルバムともいえるもので、トランペットやトロンボーン独奏とアンサンブルのための書かれている作品集です。「会話の断片」はトランペット独奏と語り手とアンサンブルという編成で、ストラヴィンスキーの「兵士の物語」のように語り手が活躍します。トランペットがダブルベルというのも珍しく、ジャズの即興のような自由さがあって、なかなか楽しい作品です。「ジェット気流」は事実上のトランペット協奏曲で、現代曲らしい様々な技巧が凝らされた難曲ですが、エトヴェシュ自身の指揮でBBC交響楽団が鮮烈な演奏をしています。また、高名な現代作曲家カールハインツ・シュトックハウゼンの息子であるマルクス・シュトックハウゼンのトランペットが抜群に巧く、聴き応えがあります。「パリ=ダカール」は、トロンボーンとビッグ・バンドのための作品で、現代音楽でありながら、ポップな色合いも濃く、数あるエトヴェシュの作品の中では最も親しみやすいでしょう。自動車レースの情景を思い浮かべるような描写性もさることながら、ジャズ・バンドの軽快な響きやハーモナイザー付きダブルベル・トロンボーンの不思議な奏法も非常に楽しく、ゴキゲンな音楽です。オススメ。
薄型デジパック・ケースです。

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