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ペーテル・エトヴェシュ/エレクトロクロニクル、ミュージック・フォー・ニューヨーク、「ナウ・ミス!」

ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
1.ミュージック・フォー・ニューヨーク
(1971/2001)~ツィターとハーディ・ガーディ、シンセサイザーによる即興のテープ(1971)にソプラノ・サックスと打楽器の即興を追加
2.「ナウ・ミス!」(1972)~S・ベケットの「残り火」による
3~10.エレクトロクロニクル(1972/74)
11.修道僧の踊り(1993/2001)

ペーテル・エトヴェシュ(シンセサイザー、テープ作成、電子オルガン)
ラースロー・デシュ(サクソフォーン)、アンドラーシュ・デシュ(打楽器)、ヤーノシュ・ネジェシ(ヴァイオリン)
メシアス・マイグアシャ(電子オルガン)、チャバ・クレニャン(クラリネット)   発売:2002年

ペーテル・エトヴェシュ/エレクトロクロニクル、ミュージック・フォー・ニューヨーク、「ナウ・ミス!」

価格:

2,138円 (税込)

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BMC(ブダペスト・ミュージック・センター)【ドイツ輸入盤】

ペーテル・エトヴェシュ(1944-)は、ハンガリー出身の作曲家で指揮者。ブーレーズの創設したアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督も務め、今や現代音楽の世界では、欠く事のできない存在にのし上がりました。やはりブーレーズと同じく指揮者としてもかなり優秀のようで、新日本フィルやNHK交響楽団にも客演して好評を博しました。彼の指揮する古典作品も高い評価を受けており、小さな編成を活かした緊密なアンサンブルと濃厚な表情で、これまでにない斬新な演奏を繰り広げています。
このアルバムは、そのエトヴェシュの近年の作品を集めたもので、シンセサイザーやテープ、電子オルガンなどを用いた前衛的な音楽が中心となっています。いずれも強烈なインパクトを与える音楽ばかりで、「ナウ・ミス!」は海辺に波が押し寄せる音がベースとなって、そこにヴァイオリンや電子音、時にはモーターボートの音まで加わるという摩訶不思議な作品です。「ミュージック・フォー・ニューヨーク」は、ツィターとハーディ・ガーディ、シンセサイザーによる即興のテープにソプラノ・サックスと打楽器の即興演奏を加えたもので、ツィターに代表されるハンガリー的な響きの中に、アメリカを象徴するようなハイセンスなサックスと打楽器が加わるというユニークな試みです。作曲家でもあるラースロー・デシュのサックスがとてもかっこよく、アルバムの中では最も聴きやすい作品です。「エレクトロクロニクル」はもう完全なる電子音楽の世界。苦手な人には堪らないであろう電子音の洪水で、脳の内部をぐりぐりと突き抜けるような刺激的な感覚が凄いところ。「修道僧の踊り」はクラリネット・ソロの多重録音による演奏で、すでに現代クラリネットの名作として有名な作品です。ハンガリーの名手チャバ・クレニャンの演奏が見事です。
すでにフランスのクラシカ・レペルトワール誌では最高の「R10」を獲得するなど高い評価を受けている現代音楽の名盤です。薄型デジパック・ケースです。

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