1-3. ルイ・ドルーエ（1792-1873）／カデンツァ（３曲）
4-5. ドルーエ／前奏曲（２曲）
6. フリードリヒ・クーラウ（1786-1832）／ディヴェルティメント ト長調 Op.68 No.5
7-9. クーラウ／幻想曲 ニ長調 Op.38(*)
10. カール・ケラー（1786-1832）／幻想曲 ト短調 Op.28 No.1
11-14. アントン・ベルンハルト・フュルステナウ（1792-1853）／気晴らし［Amusements］Op.57（４曲）
15-17. フュルステナウ／フルートの学校 Op.42 から（３曲）
18. カスパル・クンマー（1795-1870）／幻想曲 ニ長調 Op.33 No.1
19. クンマー／幻想曲 ハ長調 Op.33 No.2
20. サヴェリオ・メルカダンテ（1795-1870）／ロッシーニの「アルミーデ」のアリアによる変奏曲 ヘ長調
21. ジュリオ・ブリッチャルディ（1818-1881）／アダージョ ハ長調
22. ジュゼッペ・ガリボルディ（1833-1905）／アラブの主題による奇想曲 イ短調
23. エルネスト・ケーラー（1849-1907）／悲愴的アダージョ Op.33 No.10
24. ジャン・ドンジョン（1839-1912）／悲歌
ミリヤム・ナスタシ（フルート）
録音：2011年11月14-16日、ヴッパータール、インマヌエル教会
ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】
オランダのユトレヒト生まれのフルーティスト、ミリヤム・ナスタシ校訂の楽譜本「Die Soloflote, Edition Peters Nr. 8641a」に収録された作品をナスタシが自ら演奏するシリーズの第２巻。オーレル・ニコレらに師事したナスタシははじめ現代音楽に傾倒していましたが、やがて古楽に興味を持ちフランス・フェスターらの教えを受けました。1991年にフライブルク音楽大学フルート科教授に就任し、1996年から2006年までは主任教授を務めました。フランスのドルーエやドンジョンの作品は後のドビュッシーを思わせる素敵な作品であり、イタリアの伝説的なフルート奏者ブリッチャルディ、「フルートのベートーヴェン」と称されたデンマークのクーラウなどの作品も聞き逃せません。ロマン派になると華麗で技巧的な音楽ばかりで、フュルステナウの作品をはじめフルート・ファンには貴重な無伴奏作品集といえるでしょう。
