1. フランツ・アントン・ホフマイスター（1754-1812）／「フルートのための50のフェルマ」から 様々な調性による５つのフェルマータ(*)
2. ヨハン・ゲオルク・トロムリッツ（1725-1805）／パルティータ第５番 ホ短調(*)
3. カール・クライト（1748-1807頃）／６つの変奏曲 変ロ長調 Op.55（1801頃）(*)
4-5. アントン・シュターミッツ（1753-1809頃）／３つの奇想曲イ長調、イ短調、ト長調
6. アウグスト・エーベルハルト・ミュラー（1767-1817）／モーツァルトの主題による変奏曲 ト長調（1795頃）(*)
7. フランツ・ヴァイス（1778-1830）／奇想曲 ト長調 Op.3 No.1(*)
8. アンドレ・トレーク（18世紀後半）／幻想曲 ト長調 Op.2（1799）
9. アントン・ヘーベルレ（1780頃-1816頃）／幻想曲 イ長調(*)
10. トマス・リンゼイ（19世紀前半）／「フルート演奏の基本」（1828）から ブラーニーの木立(*)
11. フリードリヒ・クーラウ（1786-1832）／奇想曲 ニ短調 Op.10 No.3
12. フリードリヒ・クーラウ／「うつろの心」による奇想曲 ト長調 Op.10 No.6
13. チャールズ・ケラー（1874-1855）／ディヴェルティメント ハ長調 Op.16 No.2(*)
ミリヤム・ナスタシ（フルート）
録音：2011年4月28-29日、ヴッパータール、インマヌエル教会
ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】
オランダのユトレヒト生まれのフルーティスト、ミリヤム・ナスタシ校訂の楽譜本「Die Soloflote, Edition Peters Nr. 8641a」に収録された作品をナスタシが自ら演奏するシリーズの第２巻。オーレル・ニコレらに師事したナスタシははじめ現代音楽に傾倒していましたが、やがて古楽に興味を持ちフランス・フェスターらの教えを受けました。1991年にフライブルク音楽大学フルート科教授に就任し、1996年から2006年までは主任教授を務めました。ホフマイスターやシュターミッツ、クーラウなどの作品は比較的知られていますが、(*)は世界初録音と表示されており、未知の作曲家のフルート作品も古典派らしい格調高いものばかりです。フルート・ファンには貴重な無伴奏作品集といえるでしょう。
