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タンスマン/ピアノ曲集「幸せな時間」、若いピアニストのための10の気晴らし

アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
◎ピアノ曲集「幸せな時間」(1960)
  1-15.第1巻(全15曲) 16-28.第2巻(全13曲) 29-38.第3巻(全10曲)
39-48.若いピアニストのための10の気晴らし(1946)


エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)

録音:2011年3、6月、ウーチ・フィルハーモニー、ヘンリク・チシ記念室内ホール

タンスマン/ピアノ曲集「幸せな時間」、若いピアニストのための10の気晴らし

価格:

2,138円 (税込)

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ACTE PREALABLE【ポーランド輸入盤】

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アレクサンドル・タンスマン(1897-1986)は、ポーランドに生まれましたが22歳の時にパリ移住し、ピアニスト・作曲家として活躍したという、ショパンに似た経歴を持つ作曲家。最近は取り上げられる機会が増えつつあるものの、まだまだ日本では知名度は高いとはいえません。管弦楽曲や室内楽曲などたくさんの作品がありますが、頻繁に演奏されているギター作品にくらべピアノ作品の録音は珍しいものです。
タンスマンのピアノ曲集「幸せな時間」は、子供たちが学校で習う理論的なピアノ実技と、実際にレパートリーとなる大作曲家たちの作品との間にある大きなギャップを埋めるために、子供や10代のピアノ学習者のために書いた親しみやすいピアノ曲集。全4巻から成り、巻ごとに徐々に難易度が上がる構成になっています。タンスマンの愛情深かさがかうかがい知ることができる優しく親しみやすい音楽であるばかりでなく、フランスのエスプリを感じさせる洒落たタンスマンの音楽はとても魅力的。聴いていてこれほど心地よいピアノ曲集はそうざらにあるものではありません。演奏しているエルジビェタ・ティシェツカは、ポーランドの女性ピアニストで、先んじて「マズルカ全集」のレコーディングを完成したという快挙を成し遂げたタンスマンのスペシャリストです。同趣向の「ピアノを弾く子供たち」のアルバムは、発売以来当レーベルのベストセラーの1つとなっており、今回のアルバムも大いに注目されるところです。レーベルのウェブサイトには世界初録音と表示されています。一生手放さずに大切に聴いていきたいと思えるアルバムなので、ピアノ・ファンの方にはぜひご一聴をオススメします。

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