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ワーグナー/ピアノ・ソナタ集、ゲーテのファウストのための7つの歌

リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
1-3. ピアノ・ソナタ イ長調「大ソナタ」 Op.4 WWV26
4-10. ゲーテのファウストのための7つの歌 Op.5 WWV15
11-14. ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.1 WWV21


トビアス・コッホ(ピアノ&指揮)、マウロ・ペーター(テノール)、ペーター・シェーネ(バス)
ミュンヘン音楽・演劇大学マドリガル・ダブル=カルテット男声合唱団

ワーグナー/ピアノ・ソナタ集、ゲーテのファウストのための7つの歌

価格:

1,987円 (税込)

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CPO【ドイツ輸入盤】

2013年はワーグナー(1813-1883)の生誕200年の記念年であり、多くのレーベルからワーグナーの知られざる作品がリリースされ、今までとは違ったイメージが付け加えられるようになってきました。このアルバムもそんな1枚であり、あまり聴く機会のないワーグナーの2つのピアノ・ソナタと、これまた珍しい「ゲーテのファウストのための7つの歌」を収録しています。Op.1のソナタは1831年、Op.4のソナタは1832年作曲というのですから、まだワーグナーが20歳になる前の若書きの作品です。ベートーヴェンなど先人の影響が強く感じられますが、そこはワーグナー。1年間の成長は著しかったようで、この2曲をほんの少し聞き比べただけでも、その違いは即座にわかるのではないでしょうか。「ファウストのための7つの歌」も同時期の作品で、彼がずっと念頭に置いていた“ファウストの物語”が美しいカンタータとして成就したものです。やはりベートーヴェンの香りも漂っていますが、時にはっとするほどワーグナー風味の音楽が出現します。1830年頃といえばベートーヴェンやシューベルトが亡くなった直後で、シューマンなどロマン派がこれから活躍する時期でもあり、あの壮大でロマンチックなオペラの世界を築き上げたワーグナーが、これほど古典的かつ端正な音楽を書いていたことに今更ながら驚かされます。
演奏しているトビアス・コッホは、最近メキメキと評価を上げているドイツのピアニスト。これまでにもGENUINレーベルに何枚ものフォルテ・ピアノによるCDをリリースしており、シューマンやメンデルスゾーンなど優れた内容と演奏で話題になっています。このワーグナーのCDも、これまでと同様に時代に相応しい古楽器フォルテ・ピアノを用いていますが、コッホは単に古楽器を用いて卒なく演奏したという訳でなく、古楽器ならではの多彩な響きを活かした古楽器の効果と魅力を全開にした演奏を披露しています。

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