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モーツァルト/交響曲選集(第25,26,28,35,36,38,39,40,41番,4CD)

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
CD1:交響曲第25番 ト短調 K.183、交響曲第26番 変ホ長調 K.184、交響曲第28番 ハ長調 K.200
CD2:交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」、交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」
CD3:交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」、交響曲第39番 変ホ長調 K.543
CD4:交響曲第40番 ト短調 K.550、交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」


ニコラウス・アーノンクール(指揮)/コンセルトヘボウ管弦楽団   録音:1980-1988年

モーツァルト/交響曲選集(第25,26,28,35,36,38,39,40,41番,4CD)

価格:

2,648円 (税込)

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TELDEC 【ヨーロッパ輸入盤】

1970年代から時代考証派の指揮者としてバロック音楽の分野で注目され始めたアーノンクールが、ピリオド奏法を用いて本格的にモーツァルトに取り組んだ一連の録音から、主要な交響曲を集めたお買い得なボックス・セット。古楽演奏の先駆者であるアーノンクールが、モダン楽器の名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮すること自体、当時たいへんな驚きをもって迎えられましたが、いま考えると1980年代初頭からピリオド・アプローチでの演奏を受け入れたコンセルトヘボウ管の先見性も大したものです。その頃はアーノンクールを嫌っていたというカール・ベームのモーツァルトの交響曲が名盤中の名盤といわれ、SONYレーベルははクーベリック、グラモフォン・レーベルはレヴァイン、DENEONレーベルはブロムシュテットでモーツァルトの交響曲の新録音を行っていた時期であり、ピリオド楽器の演奏によるホグウッドの全集がまだ物珍しく思われていた状況でした。1980年代も後半になってからはマッケラスやブリュッヘン、ガーディナー、コープマンらがもてはやされるようになり、1990年代からはむしろピリオド奏法を取り入れていないモーツァルトの演奏は考えられなくなってしまったほどです。
当時は鬼才といわれたアーノンクールは、その豊かな学識を背景として「モーツァルトは癒しの音楽家ではない」、「近代の演奏様式はモーツァルトの劇的な側面をあまりに無視してきた」など既成のモーツァルトの演奏を批判していました。そしてついに名門オーケストラを用いた斬新な演奏により、これまでの音楽観を大きく揺さぶり、多くの批評家・愛好家の間で賛否両論が巻き起こりました。しかし、その後ピリオド・アプローチが一般化し、時代の流れとともにアーノンクールは巨匠と認められるようになったのは周知の通りです。確かにこのモーツァルトの交響曲集のもつ強烈なインパクトは、今日でも少しも失われておらず、後に続くピリオド系の指揮者やアーノンクール自身の再録音にもないアグレッシヴな尖った演奏ぶりはとても魅力的です。ロココ的な優美なモーツァルト像とはうってかわり、テンポやダイナミクスの強烈なコントラスト、金管や打楽器の激しいアタック、弾むようなリズムなど痛快にドラマチックな演出が成されています。とはいえコンセルトヘボウ管の魅力的なサウンドは充分に活かされており、溌剌とした鋭い表現だけでなく、ハッとするほど緻密で美しい部分も多いものです。アーノンクールの演奏はアクが強すぎてあまり好きではないと敬遠してきた方も、いまなら存外楽しめるのではないでしょうか。
CD4枚分そのままの厚さのセットなので、宅配便での発送となります。

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