ガブリエル・フォーレ(1845-1924)：
ＣＤ１：
1-9. 夜想曲全集(第１番－第９番)
ＣＤ２：
1-4. 夜想曲全集(第10番－第13番)
5. 主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
6-10. 即興曲(全曲，第１番－第５番)
11-13. ３つの無言歌 Op.17
ＣＤ３：
1-13. 舟歌全集(第１番－第13番)
ＣＤ４：
1-7. 小品集(第１番－第13番) Op.84
8-16. 前奏曲集(第１番－第９番) Op.103
17-20. ヴァルス・カプリス(第１番－第４番)
21. マズルカ 変ロ長調 Op.32
ジャン・ユボー（ピアノ） 録音：1988年10月-1989年4月
ERATO【フランス輸入盤】
ジャン・ユボー(1917-1992)は、パリに生まれたピアニストで作曲家。パリ音楽院室内楽科教授を務め、室内楽奏者として高い評価を得ていました。とりわけフォーレのスペシャリストしても名高く、1970年にフォーレの室内楽全集を完成していましたが、意外にもソロ作品は晩年まで全く録音していませんでした。このアルバムはユボーが70歳を越えて初めて完成したピアノ作品全集であり、絶妙なペダリングや鮮やかな技巧をいかしつつ、曲それぞれの味わいを的確に伝えた抜群の演奏です。フォーレのピアノ音楽は、柔らかで耳当たりが良く、とりわけ「夜想曲（ノクターン）」や「舟歌」が有名です。フォーレの幻想的な美しさをこれほど純粋に引き出したユボーの精緻な演奏は、模範的名演として今後も聞き続けられていくことでしょう。薄型ボックス・ケースです。
