カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

ストラヴィンスキー/バレエ「プルチネルラ」(全曲版)、交響詩「うぐいすの歌」

イゴール・ストラヴィンスキー(1882-1971):
1-4. バレエ「プルチネルラ」

  ピエール・ブーレーズ(指揮)/アンサンブル・アンテルコンタンポラン
  アン・マリー(メゾソプラノ)、アントニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)
  サイモン・エステス(バス)
5-7. 交響詩「うぐいすの歌」
  ピエール・ブーレーズ(指揮)/フランス国立管弦楽団
  パトリス・フォンタナローザ(ヴァイオリン)、パトリック・ガロワ(フルート)
  ベルトラン・グレナー(オーボエ)、イヴ・クェッフ(トランペット)

録音:1980年12月(1-4)、1981年6月(5-7)

ストラヴィンスキー/バレエ「プルチネルラ」(全曲版)、交響詩「うぐいすの歌」

価格:

1,273円 (税込)

[ポイント還元 12ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

ERATO(WARNER)【ヨーロッパ輸入盤】

おすすめ

バレエ「プルチネルラ」は、ディアギレフ率いるバレエ・リュスのために1919年から1920年にかけてストラヴィンスキーが作曲したバレエ音楽。「プルチネルラ」は、イタリアの古典的な仮面劇(コンメディア・デッラルテ)をテーマとしており、音楽も18世紀イタリアの作曲家ペルゴレージなどの楽曲が素材として用いられています。ストラヴィンスキーはこれらの原曲を素材としながらも、リズムや和声は近代的なものを取り入れた独自の新古典主義のスタイルに作り替え、合奏協奏曲風の小編成の作品としました。1920年にパリ・オペラ座で初演され、指揮はエルネスト・アンセルメ、衣装舞台セットのデザインはパブロ・ピカソ、台本と振付はレオニード・マシーンが担当するという豪華な布陣により大成功を収め、バレエ・リュスの代表作の1つとして何度も再演されました。ストラヴィンスキーの作曲した「プルチネルラ」は、のちに再編された組曲版がよく演奏されていますが、ここではオリジナルの全曲版が取り上げられており、演奏時間はたっぷり40分以上かかっています。ブーレーズはこの作品を何度も録音していますが、手兵のアンサンブル・アンテルコンタンポランとの演奏は闊達で生彩に富んでおり、小編成だけに各演奏家のヴィルトォーゾ的な巧さや精緻なアンサンブルが遺憾なく発揮されています。歌手たちもハイレベルで、同曲の決定盤とも言える優れたものです。
また、交響詩「うぐいすの歌」は、バレエ「火の鳥」や「春の祭典」などを手掛けていた時期に並行して作曲された歌劇「夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)」の第2幕以降をもとに編曲された交響詩。中国風の音階がしばしば登場してエスニックなムードを演出していますが、「春の祭典」に近いバーバリズムも明瞭に表れています。ブーレーズの演奏は、エキセントリックな楽想と華麗なオーケストレーションを絶妙なバランスで鮮烈に描いており、華やかで色彩豊か。フルートのガロワやヴァイオリンのフォンタナローザ、トランペットのクェッフなどソリスト陣も抜群に巧く、全く隙がありません。強くオススメできるアルバムです。

ページトップへ